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2008.05.05 [Mon] + Parenting/Education +
我が子に【死】を教えるということ

いつかは、そして誰もが出会うであろう、
我が子が【死】という現実と向き合う瞬間。
もしそのときに何かを問いかけられたとしたら、私はきちんと答えることができるのかな?


    *       *      *      *

2歳になったばかりのある日、姪ッコ(姉の娘)は保育園で手の甲に貼ってもらったキティちゃんのシールを大事そうになでたり何度も話し掛けたり、ときに誇らし気な顔で周りの大人たちに新しい相棒を見せて回ったりと大忙しだった。

悲劇が起きたのは姪ッコがお出かけをしようと手を洗ったときのこと。
たっぷりの泡と冷水の洗礼を受けて、姪ッコの無二の親友はペロリと剥がれ落ちて排水溝の中へと消えていってしまったのだ。

それを見て烈火のごとく泣き出す姪ッコ。
とは言えお出かけ前の慌ただしい最中のこと、姉はぐずる姪ッコをなだめすかしつつなんとか車に乗せると一路目的地へと急いだのだった。


しばらくの間、車内は沈黙に包まれていた。

すると姪ッコがポツリ、「キティちゃん、死んじゃったのかなあ。。」と呟いた。
驚いた姉が「なんで?」と訊ねると、「だってお水に流れてどっかにいっちゃったじゃない。もう会えないのかなあ。今ごろ一人ぼっちになってさみしいって泣いているのかなあ」。
「○○ちゃんはやさしいね。きっと今キティちゃんは川のお魚さんたちと一緒に遊んでいるんじゃないかなぁ、だから○○ちゃんもメソメソ泣いたりしないで、おうちに帰ったらキティちゃんとお別れした場所でちゃんとバイバイって言ってあげようね」。
それを聞いた姪ッコはやっと安心したように「そっかあ、キティちゃん一人じゃないんだね!」と笑顔を見せた。

    *       *      *      *

そんなエピソードを聞いたとき、思わずいろいろ考えてしまった。
私たちはいつから【生】という本能と相反する【死】の存在を認め、
自然に受け入れられるようになったんだろう?

姉はその時までに【死】について姪ッコに話をしたこともなければ
【死】を実感させるような出来事にも直面してないはずだと言う。
もちろん保育園で聞いたお話やともだち同士のおしゃべりの中で【死】と出くわしていたとしても
なんら不思議はない。

ただ、誰にでも一度くらい経験したことがあるのではないだろうか。
『【死】ってどういうこと?眠ったままずっと目を覚まさないってどういうこと?
 【死】ってどんな気持ちになるの?』と止まらない想像に胸をときめかせながら眠りに落ちた夜。
試しにギリギリまで息を止めてみようと真っ赤な顔してがんばったあの日。
私たちの身近にあって、もっとも縁遠い存在である【死】という事実を理解しようとしていた幼いころの記憶たち。

だからこそ、剥がれ落ちたキティちゃんに【死】を見いだした姪ッコの鋭さにドキッとさせられたのだ。

実は大して意味はなく、単に言ってみただけかもしれない。
この先永遠に会えないことの比喩として使っただけかもしれない。
なぜならこの幼い温もりの持ち主が本当に【死】を理解とは到底思えないからだ。


それでもこの子のささいな問いかけはあたしの胸の奥をツキンっと突いた。


「キティちゃん、死んじゃったのかなあ」


確かなことは一つ、もう二度とあのキティちゃんの笑顔を見ることはできないのだから。

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