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2013.10.20 [Sun] + Music +
雨の日にグールドを

外は雨、あめ、雨。ここぞとばかりに正々堂々と部屋に引きこもることにして過ごす日曜の午後に、ふと友人からプレゼントされたピアノアルバムを聴こうと思い立つ。


Glenn Gould Plays Bach: Goldberg VariatiGlenn Gould Plays Bach: Goldberg Variati
(2012/08/28)
Glenn Gould

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グールドによる、1955年と1981年に録音された『ゴールドベルク変奏曲』の聴き比べ。雨の気配はピアノの音色をあまくする』とは勝手な持論である。それは音色の響きが雨によって変わるのか、雨に濡れて湿り気を帯びたこころにがそう感じされるのかはわからないけれど、わたしにはそうなのだ。





どうして、どうして、おなじ曲をおなじピアニストが演奏して、こんなにも異なる響きを持つのか。そのもたらされる感動の違いについて追求するのは野暮というもので、ソファーにだらしなく身をゆだねたまま聴いていた。ああ至福。


セロニアス・モンクというひとりのジャズピアニストがいる。以前、彼にどうやったらそんなに素晴らしい音をピアノから叩き出すことができるのかと尋ねた人がいた。するとモンクは鍵盤を指さしてこう言ったのだ。「新しい音なんてものはどこにもない。鍵盤を見ればわかるけど、音はもうぜんぶ決まってるんだ。でも音に十分な意味を与えてやると、その響きが違ってくる。ほんとうに出したかった音になるのさ!」

音にじゅうぶんな意味を与えて、特別な響きを生み出す。気持ちをこめて、共鳴を呼び起こす。きっと昔わたしがピアノに歌わせることができなかったのは、上手下手うんぬんというよりも、鍵盤の上で指を走らせていただけでそこに意味を与えられなかったからかもしれない。というより、そんなことを考えたこともなかった。ただ両手からメロディーがこぼれていくのが楽しかったから。けれど、いまなら、もしかして……と浅はかな想像をしてそれだけでごきげんになれるのだから、我ながら本当に単純である。空想は3時のおやつ代わり。


アルバムも一周して、ここからはお気に入りの別の曲を。一音一音、新たな意味と響きを与えられた音たち。窓の外の雨はとうぶん降り止む気配もなく、音はひたすらあまく、あまい。

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