オレンジのR+ //
2013.03.16 [Sat] + Days +
夜の狭間

「私、今まで人を殺すか殺さないかなんて理性があるかないかだと思ってた。でも、ホントは止めてくれる人がいるかいないかの方が大きいんだねえ」


例えばぽっかりとおおきく口を開けた夜に呑み込まれてしまったような、例えばもどかしいほどの焦燥感に足元を絡め取られてしまったような、例えば雄大な自然を前にしているわけでもなく小さな部屋にねそべって一色の天井を見上げているだけなのにどうしようもなく己の小ささを嘆きたくなるような。なにか決定的なものが自分から欠けてしまったような、けれどそれがなんなのかもわからず追いすがることすらできないような。
ふいに訪れる孤独のほとんどはおなかを満たしてぐっすり寝て起きてみればわすれてしまえるものだという事実も、その深みにどっぷりと浸かっているときの気付け薬にはならない。

寂しさは誰にとっても平等に訪れる。哀しみも、もどかしさも、おそらくは。わかっていても溢れてくる感情の渦をぐるぐるとスプーンでかき回し、脈略なくそんな科白を思い出すのだ。


ーーー私、今まで人を殺すか殺さないかなんて理性があるかないかだと思ってた。でも、ホントは止めてくれる人がいるかいないかの方が大きいんだねえーーー


自分自身の感情に溺れることはどこか自分を殺すことにも似ている、ような気がする。乗りこなすことを覚え、なぜあんなにも不器用だったのかと懐かしさすらこみあげてくるいま、君に贈るべきただひとつの言葉を考えている。

かき混ぜたミルクティーを飲み干して。

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2013/03/17 14:16 | [ 編集 ]


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2013/03/21 17:01 | kotomo [ 編集 ]


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