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2009.06.06 [Sat] + Days +
最後の晩餐と出会う

早起きをして『最後の晩餐』を見に行く。こんなにもミラノには足を運んでいるのに、これが初対面とは自分でもなんだか変な感じ。なぜかと聞かれたなら、「まだその時じゃないと思ったから」。そうして実際に最後の晩餐を見てわかったのだ、やはりこれは「いま見るべきものだった」「いまであることに意味はあったのだ」と。

レオナルド・ダ・ヴィンチが最後まで描きあげた数少ない作品の内、最後の晩餐は最も損傷の激しいものとして知られている。修復に修復を重ねて一般公開された現在も厳正に管理され、たとえば閲覧に関しても事前予約が必須であり、建物の中に入れるのは一回につき25人まで15分間と定められている。
そこであらかじめ朝一の予約を取っておき、修道院の前で扉が開くのを待った。中に入り、適切な室内環境を保つための分厚い空調扉を三度(みたび)くぐると、その先にある広間でその絵は訪問客を待ち構えていた。


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レオナルド・ダ・ヴィンチ作、『最後の晩餐』。


芸術の分野のみならず、科学、建築、医療、物理等多岐にわたって活躍した奇才・レオナルド・ダ・ヴィンチ。そんな彼のことを私は画家としてよりむしろ科学者や発明家として興味を持ち、追いかけていたのだが、一転して再び画家・レオナルド・ダ・ヴィンチに注目しだしたのは、やはりナショナル・ギャラリーで見た『ジネヴラ・デ・ベンチの肖像』がきっかけだった。


20098844.jpg


どんなに近づいて見ても、そのガラス玉の様な瞳は透明感や輝きを失わず、なお奥行きさえ感じさせる圧倒的な描写力。どんなに近づいてもそれは描かれた瞳ではなく、ガラス玉のままだった。これほどまでの作品を、私はいまだかつて見たことがない。驚嘆とはまさにこのことで、あまりにもその場を去りがたく、警備員も苦笑するほど何度も絵の前に立ち戻っては見入ってしまった。


davinci20081118.jpg


pen 4/15号「完全保存版ダ・ヴィンチ全作品・全解剖。」より

ジネヴラ・デ・ベンチの肖像---どんな"拡大(クローズアップ)"にも耐える、驚異の描写力。

この絵は特に、目から頬にかけての部分に注目してほしい。まぶたの凹凸や、そこに頬の光が反射しているさままで描写されている。この部分は、現代の印刷技術をもってどれだけ拡大しても、決してブレることはない。ここでも偏執的な描き込みで知られるレオナルドの本領発揮だ。


↑この解説文を読んだとき、つくづく"pen"と"BRUTUS"と"BRUTUS CASA"の特集号は買う価値のある雑誌だと涙したものだよ、、アップロードファイル ホロリ
Web Gallery of Leonardo PaintingsPaintings until 1480 > Portrait of Ginevra de' Benciで、200%まで拡大して見ることができるよアップロードファイル


この作品の良さは実際に自身の目で見ないと決してわからないだろう。一見、取り立てて華やかさがあるわけでもない、単なる一枚の肖像画。私自身、ダヴィンチ作品の中でもっとも関心を示さなかった一枚であることを告白しておこう。それがどうだろう、実物を見て驚いた。画家="絵を描く者"としてのダ・ヴィンチの圧倒的な才能を如実に語ってくれたのがこの作品だった。美しいかどうか・好みであるかどうかと訊ねられたら、他のダ・ヴィンチ作品を代わりに挙げるかもしれない。けれど衝撃を受けた作品と聞かれたら、間違いなくこの肖像画を挙げるだろう。真のレオナルド・ダ・ヴィンチファンを自負するのであれば、ぜひ一度見て欲しい作品である。

少し話がそれたが、『ジネヴラ・デ・ベンチの肖像』で衝撃を受けて以後、改めてダ・ヴィンチの絵画作品に興味を持ち、調べ上げ、ルネサンスとはなんだったのかを学び直し、ミケランジェロとラファエロとレオナルド・ダ・ヴィンチというルネサンスを語る上で欠かせない三人の天才画家について理解を深め、フィレンツィエの歴史を知った。その上で今回はフィレンツェに行き、またフィレンツェ芸術とよく比較されるシエナ芸術を見て、そしてミラノでレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐を見た。つくづく、「いま見たからこそ良かった」「いまだからその意味を理解できたことが多々あった」と実感した。なぜなら世紀の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯を学んだからこそ、いかに彼が意欲的にこの作品に取り組んだのかを手に取るように知ることができたのだから。



ああ、いまこの絵に出会えてよかった。



Pen (ペン) 2009年 ダ・ヴィンチ 全作品・全解剖。 4/15号 [雑誌]Pen (ペン) 2009年 ダ・ヴィンチ 全作品・全解剖。 4/15号 [雑誌]
(2009/04/01)
不明

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↑これはおもしろいよ。オススメ。

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