オレンジのR+ //
2009.03.02 [Mon] + kotomoの中の人 +
世紀の大事件と生と死と

「激動!世紀の大事件~証言者たちが明かす全真相」を見た。
これらがその時起こったことの全てではないが
まだ知り得なかった事実を十分に与えてくれた。

"世紀の大事件"とは
暗にたくさんの犠牲の存在や衝撃的な場面との遭遇を示唆しているわけである。
多くは記憶にすら残ってない過去の凄惨な事件を初めて知ることとなり、
憤りや恐怖を覚えつつ何ともいえない気持ちになった。


やり切れなくなるのは
図らずも目撃者となった人々の証言でくり返し聞かれた、なにげない一言だ。
証言記録には書き取られようと、決して法廷で扱われることはないであろう、
多くの被害者とおなじく"世紀の事件"とは無関係に生きてきた"普通の人たち"のリアルな声だ。


航空機墜落現場のあたり一面に充満していた、鼻をつく異臭。

―――まず油のにおいと、
そして大量の人間の血のにおい。
その数を想像してゾッとした。



燃え上がるバスのそばで
今まで嗅いだことのない、身体が震えるほどむかつくにおいがした。
それが何なのか分かっていた。
人間が焼けるにおいだ。




なぜわかるのだろう。
人間の"死"のにおいを。

皆が皆、口を揃えて言った。
その想像しがたいほどの異臭の正体が
なんであるかは本能でわかった、と。



なぜかそんなことばを聞くたびに

"わかることがひどくかなしい"

と、感じた。



胸の内のひだがざわついてうるさい。



■ 三菱銀行人質事件の証言


三菱銀行人質事件の際、
大阪府警察本部第二機動隊零中隊(SATの前身部隊)に犯人射撃命令が下った。

そのとき現場に響いた銃声は8発。
うち3発が命中し、犯人は死亡。

そのときのチームメンバーの一人はこう語った。


あのときの狙撃手に聞いたら
全員が全員、「自分の弾はあたっていない」、
100%自信をもってはっきりそう言い切ると思います。
じゃあ、あの3発はなんだったのかと問われたら・・・


神のみぞ知る。
神のみぞ知る。

そういうことだと思います。


人が人の命を奪うとは、
そういうことだと思います。


人が人の命を奪うこと、
人の命が失われるとは、
そういうことだと思います。



事件のあらましを読んだだけでも
番組では放映されなかった犯人の異常性・異質性に身震いがする。

事件を知る誰もがそう感じたことだろうし、
強い正義感や使命感を持つ特殊部隊に属する人物であれば
一層その腹の中を煮えたぎらせていたことだろう。


しかし
どんなに生きている価値のないと思う人間、
死という報いを受けて当然とされる人間を前にしてもなお、
花を手折ることと人の命の奪うことは同列にはならないのだ。

裁判員制度の施行を目前にして
その事実がずっしりと肩にのしかかってくるのを感じた。


"神のみぞ知る"


人が人の命を奪うとは、
そういうことだと思います。

人が人の命を奪うこと、
人の命が失われるとは、
そういうことだと思います。




そのことばの重さを考えた。

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