オレンジのR+ //
2008.12.14 [Sun] + コトノハ +
良い着物の条件

日本を代表する刺繍工芸家として
紫綬褒章など数々の賞を受けている人間国宝の福田喜重さんは
【良い着物の条件】について以下のように語る。

その着ている着物を脱がせたいと男に思わすような着物。
 着物というのは結局は邪魔物なんですよ。
 ホントの美しさは女の人の体そのものです。
 それは色気でありエロス、
 すなわち、生きる力そのものなんです。」

このことばを
「人間国宝だとエロオヤジと同じ発言をしてももっともらしく聞こえますね」
「エロい気持ちにさせることを意識しなきゃいけないなんて着物づくりも大変ですね」
としか感じられない方もまぁ多いらしく、、



 っ て 違 う だ ろ 。 (;´Д`)ノ ナンデヤネン



ことばをかみ砕けば、国宝は
「着物とは作品でもなければ、装飾品でもない。
 あくまで引き立て役であり、
 前面に出すぎるのは良くないし、
 美しさを演出する名脇役に徹するべきだ。」
とおっしゃっているに相違ない。

たとえば肌の白さを引き立たせる鮮やかな糸綴りは
すっと伸びたうなじへと視線を誘うように施され、
着物地の柔らかさと対照的な凛とした美しさに
人々は女性に色気や芯の強さを見いだすのだろう。


では、この解釈をもうすこし拡げて

女性の"色気"をひきだす装い=
【内なる美を引き出す】
【内面を窺い知りたくなる/覗き見たくなる】装い


と定義したとすれば、
これは男性にも当てはまるのだろうか?
あるいは、別の定義が存在するのだろうか?

そんなことを思いながら
少し前にある広い背中をじっと見た。


すずめの涙ほど許された自由時間も残りわずか。
私は恋人の冬服を一緒に選びながら
男女の装いの色気について考え始めている。



関連リンク
 >> 福田喜重氏の主要作品

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