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2008.08.29 [Fri] + kotomoの中の人 +
to be

診察室に入ってゆく背中を見送ると、

「必要とされたいの」
「頼ってほしいの」
「弱さを見せてほしいの」「求められたいの」「打ち明けて欲しいの」
「そんな風にあなたの役に立つことが私の幸せ」

ヒロイン気取りのジコマンな台詞が
待合室のディスプレイから流れてきた。



彼にとっての、わたしの存在意義、価値、ねぇ、、
依存とものごとの共有をはき違えられても、ねぇ、、
勝手にコンプレックスを押し付けてきたあげく喚かれても、ねぇ、、


一瞬で興味を失くして、雑誌を広げて読み始めた。





診察室から出てきた人とひとしきり先生とのやりとりを話した後
用意しておいた紙コップを手渡すと、冷たい水を一口、
それからフッと大きく息を吐いた。

「疲れてるんでしょ?少しこっちにもたれて休んでいいよ。呼ばれたら起こしてあげる。」

頷く代わりに肩に頭をのせて目を閉じた。






「今のおまえがこの会社にできる最大の貢献は、なんだと思う?」

若干二十歳そこそこのひよっこなりにしばらく考えたあと、
わかりませんと正直に答えた。

「ここにいることだよ。この場所におまえがいてくれること。おまえが今まで外でどんな評価を受けてこようと、ここでは通用しない。おまえが三日三晩寝ずに考えたって、僕らの一時間にすら敵わないだろう。今のアウトプットで評価されようと思うな。でもな、ここにおまえがいてくれるだけですごく助かる。おまえがいてくれるから、その他一切を任せて自分の仕事に没頭できる。安心できる。それがどれだけ素晴らしく、難しいことか、その本当の意味に気付いている人間は少ない。だからまずは自分が提供できる価値を正しく把握して評価しろ。決しておごるんじゃない。努力や成長はそれからだ。」

その時なにかがわたしの中ではじけたことを
今でもはっきりと覚えている。





そういえばあれ以来、自分が全くブレなくなったなあ、、

そんなことを考えつつ、肩にかかる重さのぬくもりを振り返る。
サラサラと瞼に落ちてきた前髪をそっとゆびで直してみても
眉一つ動かさない。

こんなとき 一緒にいてよかった と思う
隣りにいる わたしの存在が 誰かの 安堵とともに
瞳 閉じる ひと時へと 変わるのなら・・・


わたしの存在がしてあげられることなんて
そんなちっぽけなことでいい
わたしにはこれくらいのジコマンでおなかイッパイ






そして再び手元の雑誌に目を落とした。

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